2022.04.07

月日朝番。

出発時間が明るくなってきたけど午前中はまだ肌寒い。

突如撮影が一件。

テレビマンの雰囲気(説明できないけどある、別に何も失礼なことされてない)に「できません」が言えなかった頃のモードに巻き戻ってしまい、うまく笑えなくなってしまった。

Kさんが代わりましょうか?と言ってくれた時に「できます」と明らかに暗い声で答えていた。

助けてくれる人が助けますよと言ってくれてるのにうまく頼ることができず「大丈夫です」と言ってしまった。助ける側もやりづらい反応だったと思う。実際やれないことではなくあとから振り返っても大丈夫なのだけど、想像するだにチベットスナギツネがコーヒーを差し出すような印象。な気がした。それはいろんな意味で大丈夫ではないのでは、代わってもらったほうがいい映像になったのでは、と妄想の中でスナギツネと慰め合っていた。気を取り直してシールを貼ったりスタンプを押したりして過ごす。日記祭はドリンクもたくさん出るかな

退勤。新宿へ。

迷いながらKEN NAKAHASHIへ。原田裕規さんの作品《Waiting for》を見る。

3つのディスプレイに流れるレンダリング・ポルノというCGの風景とスピーカーから流れる風の音、ヘッドフォンをつけると聞こえる作者の読み上げる動物の名前の朗読。

シンプルなステートメントも読まずに15分ほど見てステートメントを読んでからまた少し見た。

ギャラリーの方(けん・なかはしさん?と思ったけど聞けず)に並べてある評やご本人のエッセイを紹介してもらい読み始めた。

・サピエンス全史から引用して語られる「虚像」の共有。直に伝えられることと、メディア(表意文字としての絵画も含めた)を介した伝達。

・写真、絵画の観るものの視点と描かれた客体の視点を重ねること。

リアライゼーションについて

もうすでに記憶がおぼろげになってきたけど、約2万字読み応えのある文章だった。よし、これを踏まえて見ようと思ったころには他のお客さんもきたので出ることにする。33時間19分地球上の動物の名前を読み上げることの意図。

 

すぐに言語化できないこととそれらが信じられなくなること。を「当事者は嘘をつく」を読んで自分に対しても認められる気がしてきたけど、わたしはひとの表現に頼り切って生きていていいのだろうか。

帰宅。

ゴールデンカムイを最新話まで読んだ。

夜は茄子ときのこを炒めてピザに乗せて食べた。